こんにちは。
投資1年目の教科書の事務局スタッフです。
第3章「投資1年目から利益を出すための9箇条」の、
フォローアップ(補助)記事の続きになります。
お役立ていただければと思います。
3-3 移動平均線でトレンドを見よう
世界で活躍したディーラーや
現役の個人投資家など、
経験が長く勝ち続けているプロには、
共通している点があります。
それは、
「最終的にシンプルな手法に落ち着く」
という点です。
そして、そのシンプルな手法の代表は、
「移動平均線」を使った手法です。
安い価格で買って、
高い価格で売れば儲けになるのは当然で、
投資の本質はとてもシンプルなものですが
この「価格が上がるかどうか」の見極めが
プロを含めた多くの投資家が苦労する部分です。
その見極めに、
前項で触れた「トレンド」の判断が鍵となります。
トレンドは一度発生したら継続する
トレンドには、
一度発生したら継続するという特徴があります。
延々と一方向に続くトレンドはありませんが
一度発生したら、ある程度は続くのです。
この「ある程度続く」という事実が重要なポイントです。
そして、「トレンド」を判断するのに
移動平均線が役立ちます。
移動平均線の第1の目的は、トレンドをわかりやすくすることです。そして、トレンドの発生を見抜いて利益を得る方法をしっかりと習得することが、初心者が投資において安定して利益を上げるための大切な鍵です。
移動平均線とは
移動平均線の平均は、
まさに算数で習う「平均」のことです。
移動平均線は、
ローソク足の「終値」の平均を結ぶ線で、
5日移動平均線であれば、
直近5日間の終値を足して5で割った価格を結んだ線です。
対象となる日数が大きくなればなるほど、
移動平均線の変動は緩やかになる傾向にあります。
価格は乱高下することがあるので、
ローソク足だけを見ると
トレンドが少々分かりづらいですが、
移動平均線を表示させると、
長期的なトレンドを一目で把握しやすくなります。