こんにちは。
投資1年目の教科書の事務局スタッフです。
本記事より
第3章「投資1年目から利益を出すための9箇条」の、
フォローアップ(補助)記事になります。
お役立ていただければと思います。
3-1 ローソク足の見方を知っておこう
株でもFXでもその他のトレードでも
「ローソク足」というチャートは
役に立つので、必修となります。
この「ローソク足」というのは、
価格の動きを図にしたものです。
ローソク足を見れば、
過去の一定期間において株価などの価格が
どれくらい上昇したのか
どれくらい下降したのかが一目で把握できます。
価格の上昇は陽線と呼ばれるローソク足
価格の下降は陰線と呼ばれるローソク足で
表わされます。
ローソク足は、相場の「今」を正しく把握するためにとても重要な指標となります。
1分、1日、1時間のような一定の期間を
1本のローソク足で表しています。
そして、1本のローソク足は、
・期間が始まった際の価格である始値
・期間の中で一番高い価格である高値
・期間の中で一番安い価格である安値
・期間が終わった際の価格である終値
の「四本値」で出来ています。
上昇相場では長い陽線が出たり、
連続して陽線が出ることが多く、
下降相場では長い陰線が出たり、
連続して陰線が出ることが多くあります。
期間は分足、日足、週足、月足などがあります。
短期間でトレードをするデイトレーダーは、
1分足、5分足、15分足、30分足など
分足を使うことが多くあります。
デイトレーダー、
スイングトレーダー(数日から数週間保有)
などの中期目線で投資をする投資家は、
日足を使うことが多くあります。
日足は1日の値動きを表し、
株式市場では9時から15時、
FXではほぼ24時間を表します。
中期投資や長期投資をする投資家は、
週足(1週間の値動き)などを見ます。
株式市場であれば月曜日の始値から金曜日の終値までの値段を表します。
ただし、デイトレーダーであっても
長い期間のローソク足を見ることはありますし
例えばスイングトレーダーであっても
短い期間の足を参考にすることはあります。
多くの投資家がローソク足を見て売買する
ローソク足が読めるようになると、価格の動きの裏側にある「投資家の心情」を読み取れるようになります。
多くの投資家が
上昇してほしいと思っているのか
下降してほしいと思っているのか
あるいは迷っているのか。
そういったことが、ローソク足から読めるようになります。
ヒゲのあるローソク足
ローソク足の
実体部の上や下に伸びる線を「ひげ」と呼び
始値や終値よりも
価格が高い場合や安い場合に表れます。
ひげも実体部と同様に、
売買の重要な判断材料になります。
・上ひげが長い場合は売り圧力が強い
・下ひげ長い場合は買い戻しの勢いがある
などと判断することができます。
ヒゲのないローソク足
ローソク足には
ほとんどの場合ひげがありますが、
ひげのない足になることもあります。
このようなひげのない足を、
陽線であれば「陽の丸坊主」
陰線であれば「陰の丸坊主」
などと呼び、
陽線であれば投資家の強い買い意欲
陰線であれば投資家の強い売り意欲
などを表し、
売買の判断材料になります。
ローソク足1本で読み取れる情報
このようなローソク足では、
ローソク足の隣の線で表したような、
激しい値動きがあったことが分かります。
投資をする上で、
1日の値動きがどのようなものだったのか
確認することは大事です。
株においてもFXにおいても、
前日の値動きが翌日に影響を与えることは多くあります。
転換点の暗示:はらみ線
はらみ線は、ローソク足がすっぽりと
前の足の範囲におさまっている状態を表す
ローソク足の並びのことです。
おなかの中に赤ちゃんがいる
「孕む(はらむ)」が語源になっていると言われています。
転換点の暗示:抱き線
抱き線は、ローソク足が
前の足の高値と安値の両方を更新した状態を表します。
抱き込んでいるように見えるので
「抱き線」と言いますが、
包み込んでいるようにも見えるので、
「つつみ線」と呼ばれることもあります。
転換点の暗示:寄せ線
十字線とも呼ばれます。
始値と終値が同じ価格のため、
買い勢力と売り勢力が拮抗していることを表します。
これらはあくまでも「暗示」であり、
必ずそうなるというものではありません。
ただ、上げ下げの転換点の可能性として
注目に値するものです。
ローソク足を読めるようになることは、
多くの投資家の動きを読むことに繋がります。
しっかりと理解するようにしましょう。
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