利益を出すには必修。トレンドと波動。

こんにちは。
投資1年目の教科書の事務局スタッフです。

第3章「投資1年目から利益を出すための9箇条」の、
フォローアップ(補助)記事の続きになります。

お役立ていただければと思います。

3-2 トレンドと波動を理解しよう

まず、1年目の投資家の皆さまに
覚えていただきたい用語があります。

それは、
「トレンド」と「波動」です。

トレンドとは

トレンドは「方向性」を示す言葉で、
「上昇トレンド」「下降トレンド」
などという表現で使われます。

ローソク足数千本分続くこともあり、
大局的な流れを表します。

波動とは

波動はトレンドのなかに生じる、
価格の変動が作るうねりです。
価格は波の動きのように
上げ下げを繰り返すので、それを波動といいます。

「上げ波動」「下げ波動」の2種類あり、
どれだけ大きい波動でも、
ローソク足数百本分続くことはありません。

トレンドと波動、両方に注目してトレードする

1年目の投資家がトレードするにあたり、
「波動を利益に変える」という心構えを持つことが大切です。

それと同時に、
トレンドを把握しておくことも大切です。

なぜなら、
例えば下げトレンドの発生中は
波動で価格の上げ下げはあっても
下げトレンドの影響により、
下げ幅のほうが大きいという特徴があります。

ですので、
下げトレンドの兆候が出ている間は
上げ波動が下げ波動に転じた際に
エントリーする方法などが有効だというわけです。

大きなトレンドをつくる要素

トヨタのような世界企業が
米国で売り上げたドルは為替を通じて円になります。

貿易会社も同じで、
利幅を狙って為替に参加しているわけでは
ありませんが、相場を作り上げる要素となっています。
これらを、「実需」と言います。

保険や年金の運用などのように
予算の通りに他通貨を買い、長期で保有する投資家もいます。

このような投資家も、
大きなトレンドを作る要素となります。

各国の政治政策や金利の動き、
大統領などの発表は、
この大きなトレンドを変化させる要因になるので、知識を入れておくべきでしょう。

投機筋とは

価格変動を利用して
利益を上げる投資銀行や
ディーラー(金融機関のトレーダー)は
巨額な資金を運用することができます。

それと同時に収益目標があり、
月ごとなど短期間での報告義務があるので
その為に決済をする必要があります。
つまり、このような投機筋の人たちは
時間制限のある中で売買をしているのです。

この時間制限のある投機筋による売買が、
上げ下げのうねり「波動」を作ります。
価格が急激に上げてから
急激にもとの価格に戻ったりするのは、
基本的に投機筋の売買の結果によるものです。

投資1年目から利益を出すための心得

トレンドを作るのは、実需や長期投資家の動向であり、波動は時間制限のある売買を行う投機資金の動向によって生じるものです。

「トレンド」を把握し、「波動」に沿う。

この基本姿勢で売買する心得が、利益を出すためには必要です。

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