こんにちは。
投資1年目の教科書の事務局スタッフです。
第3章「投資1年目から利益を出すための9箇条」の、
フォローアップ(補助)記事の続きになります。
お役立ていただければと思います。
3-4 トレンド相場とレンジ相場の違いを覚えよう
相場の状態には3種類あります。
・上昇相場(上昇トレンド)
・下降相場(下降トレンド)
・レンジ相場(ボックス相場、もみ合い相場、もち合い相場、横ばい相場ともいう)
それぞれの特徴は下記のようになっています。
上昇トレンドとは
価格が上がっていくトレンドで、
ローソク足の始値と終値が切り上がっている状態。
右肩上がり。
この状態にいる時は、
安く買って高く売るようにすると利益を得やすい。
下降トレンドとは
価格が下がっていくトレンドで、
ローソク足の始値と終値が切り下がっている状態。
右肩下がり。
この状態にいる時は、
高い値段で売り、安く買い戻すようにすると利益を得やすい。
レンジ相場とは
トレンドが発生していない相場。
価格が狭い範囲で上下を繰り返しているが
上昇も下降もしない。
トレンド相場とレンジ相場の見極めが重要
トレンド相場で利益を上げる方法と
レンジ相場で利益を上げる方法とでは、
取引の仕方やタイミングが大きく異なります。
ですが、
ずっと続くトレンド相場もないし
ずっと続くレンジ相場もありません。
トレンド相場では、
トレンドの方向性に沿って
ポジションを持っていれば儲かる確率は上がります。
レンジ相場では、
基本的にはトレードをしないほうが安全です。
レンジ相場になっている間は
取引をせずによく観察しておき、
レンジからトレンドに切り替わった瞬間、
つまりトレンドの初動から入って利益を狙うと良いでしょう。
安定して稼ぐためには、
この「トレンドかレンジか」の見極めが大変重要になります。
下降相場とわかっているのに、買い注文なんかするはずがない!と、思う投資家の方も多いのですが、実は、意外と日本株をやっている投資家にはこのミスをしてしまって、大きな含み損が出てしまって損切りができない塩漬け銘柄を抱えてしまう投資家は多いのです。
銘柄情報配信サービスなどを使って、
「割安株」や「低位株」を
チャートを確認せずに買うと上記のような大きな損が発生することがあります。
割安だといっても、
下降トレンドで下がっている最中の
銘柄を買えば、価格が下がるのは当然だからです。
絶対に防がなくてはならない
大損や塩漬けをしないためにも、
今がどういった相場なのかを把握できるようにしましょう。