政策が株価を変動させる!チェックすべき点とは。

こんにちは。
投資1年目の教科書の事務局スタッフです。

第5章
「投資1年目から知っておきたい相場の仕組み5箇条」の、
フォローアップ(補助)記事の続きになります。

お役立ていただければと思います。

5-3 政治に関心を持ち、相場との関係を学ぼう

投資をするうえで、世の中のお金が今どこ
に集まる傾向があるのかを知ることがポイ
ントになります。

そして、それを知るには政治を知る必要が
あります。

チェックポイント

・政府が打ち出す施策

・どんな方針を持った政党が政治の中心と
 なるのか

・どんな政策の計画があるのか

・どこに国の予算を使っていきたいのか

・どんな政治家が今後総理大臣になるのか

・国の予算がどんな企業に流れて、その影
 響でどのように株価が変動するのか

政治と株価は大きく関係していることを頭
に入れておきましょう。

政策がおよぼす影響

経済政策の観点から特に重要な数値は、公定歩合です。公定歩合とは、日銀が民間の銀行に対してお金を貸し出す場合に適用する金利のことです。

公定歩合の上下は、すべての銀行に影響が
あります。銀行の動向が変わるということ
は、個人だけでなく投資をしたい企業の株
価にも影響があるのです。

マイナス金利政策は、多額の資金を借り入
れにより調達する必要がある不動産業など
は恩恵を受けますが、金利で商売をしてい
る銀行は苦しみます。

日銀の政策が銀行に影響を与えると、私た
ちが日頃モノやサービスを買ったりするよ
うな企業に対しても影響がでます。

つまり…

政治が動く
 ↓
株価が動く
 ↓
企業の状況が変わる
 ↓
働いている社員の生活に響く

このように、政策というのは私たちの身近
に感じる経済の状況とも切っても切り離せ
ない関係にあります。

また、日本だけでなく世界各国の政治政策
も日本経済に影響したり、私たちの売買し
たい銘柄の株価に影響を及ぼします。

政治と株価の関係

一般的に、政治情勢が不安定化すると、日
本全体の株価が下落する傾向にあります。

政治情勢の不安定化の要因は、政党の支持
率の低下、重要な予算や法案の否決、汚職
疑惑などがあります。

逆に、政治情勢が安定化すると、株価の上
昇する傾向にあります。

とはいえ、必ずしもそうとは限りません。

現在の政権への失望感の広がりで政治情勢
が不安定化した場合、政権交代への期待が
高まり、それによって株価が上昇すること
があります。

ただ、選挙期間中は一般的に株を買わない
でおく投資家が多くなるため、一時的には
株価が下がります。

そして、選挙結果が出てから株価は動きだ
す場合がほとんどです。

いずれにしても政治不安があるときには、経済や企業業績への悪影響が懸念され、株式を購入する動きが不活発になります。

チェックポイント

・今の政権が投資家から支持をされるよう
 な政策を打ち出しているか

・その政策が計画通りに実行されて国民か
 らの評価を得ているか

これらは株価だけでなく円の価格にも影響
するので、ぜひチェックしておきましょう。

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