こんにちは。
投資1年目の教科書の事務局スタッフです。
第3章「投資1年目から利益を出すための9箇条」の、
フォローアップ(補助)記事の続きになります。
お役立ていただければと思います。
3-5 波動を利益に変えよう
相場で利益を上げるには
相場の方向性の見極めがとても大切で、
上手に出来ると利益は拡大します。
そして、レンジ相場ではなく
トレンド相場で利益を狙うのが良いと
前回の記事でお伝えしましたが、
それでも利益を得るのは簡単なことではありません。
トレンドやレンジという言葉は、相場の方向性を示す言葉であり、今後の大きな方向性を見極めるためにはとても大切な観点ですが、実際に利益を手に入れる際に覚えておくべきキーワードは「波動を利益に変える」というものです。
トレードとは波動を獲って儲ける行為
価格は上がったり下がったりと
波を描くように動くので、
チャート上の価格の動きを「波動」と呼ぶことがあります。
そして、トレードで利益をあげるには、
この「波動」を獲る意識を持つことがとても大切です。
聞いたことがある人も
いるのではないかと思いますが、
トレードのやり方は
「順張り」と「逆張り」の2種類に分けられます。
上がり続けるものは上がる。
下がり続けるものは下がる。
この考えを基に行なう売買を「順張り」と言い、
上がり続けるものは下がる。
下がり続けるものは上がる。
この考えを基に行なう売買を「逆張り」と言います。
日本では、逆張りの考え方をする投資家が多いと言われています。
ですが、
「今上がっている」
「今下がっている」
これだけが確かな事実です。
「今は下がっているけど、ここまで下がったんだから、もう上がるかも」
といったような勝手な予想はせず、
上がっている間は買いを保有し、
下がっている間は売りを保有するという姿勢でいましょう。
しかし、
ローソク足1本1本を見ていると
陽線の次に陰線、
陰線の次に陽線が出たりと、
上げ下げを繰り返しています。
このようなローソク足の動きを見ながら
「順張りしよう」と言われても
何が順張りか逆張りか
分からなくなってしまいますよね。
そこで、「波動」の役目が出てきます。
ローソク足1本1本ではなく、
波動として捉えて、
その波動を利益にするという意識を持つことが大切です。
目先の利益や損失を意識しすぎると、
大きな利益を得ることは難しくなります。
そういった観点でも、
「波動を獲る」という意識は大切なのです。
図1.ローソク足による価格の動き
ローソク足1本1本の動きにとらわれすぎると、買いポイントや売りポイントが分からなくなってしまう。
図2.上記の価格の動きが作る波動
ローソク足だけの時よりも価格の流れが分かりやすくなった。
図3.波動を利益にする際の売買ポイント
価格の波の上げ下げのはじまり(転換点)を確認したらエントリー。
波動を獲ろうという意識は、短期トレードでも中長期のトレードでも、同じように働きます。1分足であっても、日足であっても、それ以外の足であっても、波動というものは必ず存在し、波動を利益にしようという1本の軸を貫くことができるので、トレードの方針が固まりやすくなります。
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