こんにちは。
投資1年目の教科書の事務局スタッフです。
本記事より
第4章「投資1年目から大損しないための8箇条」の、
フォローアップ(補助)記事になります。
お役立ていただければと思います。
4-1 リスクを恐れないようにしよう
早速ですが、問題です。
Q.
投資をする上で、リスクは避けるべきだ。
YES or NO?
いかがでしょうか。
迷いますか?
では、ヒントをお与えしますね。
投資のプロは、リスクを「変動率」として
考えます。変動率は「ブレ幅」のことです。
いかがでしょうか。
あまりもったいぶっても仕方がないので、
答えをお教えします。
答え:NO!リスクは避けるものではない。
投資をする上で、リスクは避けるものでは
なく、管理するものです。
「ブレ幅」が大きい:
ハイリスク・ハイリターン
「ブレ幅」が小さい:
ローリスク・ローリターン
ブレ幅が大きい分だけ大きなリスクがあり
ますが、その分リターンも大きい。
ブレ幅が小さい場合はリスクは小さくなる
が、その分リターンも小さい。
これが、投資のリスクとリターンです。
ノーリスク=ブレ幅ゼロ=ノーリターン
「ノーリスク」というのは「ブレ幅ゼロ」
のことです。
リターンはブレ幅から生まれるものなので
ノーリスクではリターンは得られません。
つまり、リスクを避けようとすればするほ
ど、儲からない方向に向かっているという
ことになります。
例えばインターネット上の投資に関する広
告などで「ノーリスク」を謳っているもの
があれば、充分に警戒してください。
なぜなら、投資の世界でノーリスクでリタ
ーンが見込めるというのは、おかしなこと
だからです。
ブレ幅は価格の上下変動のことですが、そ
れ自体は怖いものではありません。
トレードにおいては、価格の上下の変動こそが儲けを得るための源泉です。つまりリスクは、儲けの源泉なのです。
どんなに凄腕のトレーダーでも、値動きが
一切ない相場、つまり「ブレ幅ゼロ」の相
場では、1円も稼ぐことはできません。
ブレ幅のバランスをとることが大事
一方で、大きなリターンを望めば、大きな
リスクも背負うことになります。
リスクとリターンは表裏一体だからです。
あっという間に資金が倍増する投資法は、あっという間に資金を失ってしまう投資法でもあるのです。
とはいえ、ローリスクすぎても、リターン
があまりに少なく、大切な時間や手間を浪
費することにもなりかねません。
バランスが大事なのです。
リスクを管理して堅実な資産形成を目指す
今の時代は、銀行預金(銀行にお金を貸す
)や債券(企業にお金を貸す)で自分のお
金を増やそうと思っても、利率が小さいの
でほとんど儲かりません。
株やFXは、預金や債券よりもリスクは大
きくなりますが、「リスク管理」をしっか
りとすることで、資産を堅実に増やしてい
くことができるのです。
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