投資で大損しないためのメンタルコントロール

こんにちは。
投資1年目の教科書の事務局スタッフです。

第4章
「投資1年目から大損しないための8箇条」
フォローアップ(補助)記事の続きになります。

お役立ていただければと思います。

4-3 メンタルをコントロールしよう

投資をする上で安定して利益を上げられる「勝ち組投資家」になるには、自分の欲や感情、メンタルの弱さとしっかり向き合い、それらに負けないように自己をしっかりコントロールしなければなりません。

たとえ普段は安定して稼ぐことができてい
て損切りの大切さも充分に理解しているは
ずの人でも、ふとしたきっかけで損切りが
できなくなり、大損するということは起こ
ります。

いま現在損切りが上手くできる人にとって
は他人事のように感じるかもしれません。

しかし人間の欲やメンタルは恐ろしいもの
で、誰もがその危険性をはらんでいるので
す。そのことを自覚する必要があります。

相場には不確定要素が常に存在する

未来永劫に渡って、百戦百勝し続けられる
投資法など、絶対にありません。

相場には不確定要素が必ず存在するからで
す。

たとえば、大きな資金を持った機関投資家
は、大きなコストを払って相場の分析を繰
り返し、その結果に基づいて投資を行なっ
ています。

つまり、常に新しい方法を試しているとい
うことであり、これが相場における不確定
要素の1つとなります。

たとえ過去にはほぼ100%の勝率を誇っ
ていたような手法だったとしても、未来で
は一切通用しなくなる可能性もあるのです。

そしてそれは、明日から起こるかもしれま
せん。

もちろん、機関投資家の分析も例外ではな
く、すべての投資家は必ず勝ったり負けた
りを繰り返します。

誰もが必ず損を経験するのが、相場という
もの。このことを理解しておくことは非常
に重要です。

人間の性質を理解する

人は、持っていなかったものを手に入れた
喜びよりも、すでに持っているものを失う
つらさのほうが大きく感じる性質を持って
いると言われています。

これを投資で言うと、資金を失うことをと
ても恐れ、失った時にはなんとか取り戻そ
うとしてしまう傾向にあるということです。

頭では、損切りはするべきだと例え理解し
ていたとしても、この「人間の性質」に支
配されて、含み損がなくなることを期待し
て損失を確定できないということが、起こ
るものなのです。

そのため、損切りが適切にできない投資家
は沢山います。

確かに保有していれば含み損がなくなって
利益になることもあります。

しかし、この「成功体験」が一番怖いので
す。この成功体験があるが故に損失を拡大
させ、結局は取り返しのつかないところま
で保有した結果、大損をするという大失敗
が起こります。

こういった人間の性質をしっかりと把握し
て、必ず回避できるようにならなければ、
投資家としての成功は遠いと言えるでしょ
う。

取るべき利益を取らないことも失敗

損切りができなくて大損をすることが大失
敗であることは当たり前ですが、

一方で本来なら大きく利益が取れるところ
で小さな利益しか取れないというのも、投
資家としては大きな失敗であることを、知
っておく必要があります。

この、「稼げる時に稼げないという失敗」
には2種類あります。

1.投資資金に比べて投資額が少なすぎる

以前の記事で、投資におけるリスクとリタ
ーンは表裏一体であるということをお話し
ましたが、

適切なリスクを取れないということも、投
資においては失敗です。

具体的な例を挙げるなら(投資対象の平均
的な値動きにもよりますが)、100万円
の投資用資金を準備しているにもかかわら
ず、1回の取引が数千円程度であるなら、
それは少なすぎます。つまりこれは、適切
なリスクを取れていないということです。

このように投資資金に比べて少額すぎる投
資をするのは、初心者や過去に大損したこ
とがある投資家によくある失敗です。

2.中途半端なところで利益を確定する

トレンド終了までしっかり持っていれば取
れた利益を、持ちきれなかった為に取り切
れないという失敗です。

含み益が出ている状態で保有をしていたら
含み損になってしまった経験があり、今度
は損をしたくないと思ってしまった投資家
によくある傾向です。

このように取れるチャンスがあるのに取ら
ないという売買は、思っている以上に結果
的な収支に響きます。

メンタルのコントロールが大事

・損切りができない
・資金に対して投資額が少なすぎる
・利益を取りきれない

これらはすべて、恐怖や欲といった弱いメ
ンタルに負けた結果です。

欲と感情をコントロールすることは簡単なことではありません。だからこそ、売買ルールを作り、その売買ルールによって取引記録をつけて自分の売買を検証して、自信を持ってルールを守れるようにしていかないといけません。欲と感情で売買するのではなくて、ビジネスとしてトレードに取り組む必要がここにあります。

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